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造語
福島県は郡山市にあるノーザンピークス郡山が、Jリーグ参入を目指しチーム名称を変更したという。新名称は「ビアンコーネ福島」。以下は、福島民報のHPの記事からの抜粋である。
Jリーグ参入を目指す郡山市のサッカークラブ「ノーザンピークス郡山」が公募していた新名称が「ビアンコーネ福島」に決まったことが発表された。 新名称は白虎隊の「白」を表すイタリア語「ビアンコ」をもじった造語で、応募総数132通の中から選ばれた。
奈良県在住の会社員、柴田将彦さん(43)の作品で、白虎隊のように若い選手を育てる、力強いチームになってほしいとの意味が込められている。
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高松FCの悲劇、再びである。
何故ノーザンピークス郡山ではだめなのか。なるほど、「郡山」では郡山市民以外には応援してもらえないという思いから、範囲を広げ「福島」としたのだろう。郡山のままの方が断然いいとは思うが、意図は分からないでもない。 問題は「ビアンコーネ」の方だ。チームには既に「ノーザンピークス」という名称があり、新たに作る必要など全くないのである。「ノーザンピークス」に何の欠陥があったというのだろう。
ノーザンピークス郡山は郡山北工業高校サッカー部OBを中心に結成されたチームで、名称の「ノーザンピークス」はその高校の校風の中に出てくる「北嶺」という言葉に由来しているそうである。なかなかに洒落たチーム名ではないか。

採用された「ビアンコーネ」は、白虎隊の「白」を表す「ビアンコ」をもじった造語であるという。またかという感じだ。おなじみの造語である。「白」ではなく、「白なんだぴょ~ん」とへらへらした顔で言われているようで、ふざけるなと言いたくなる。イタリア語で「赤」を表す「ロッソ」をそのまま採用した「ロッソ熊本」の方が、これよりはまだ幾分マシである。
やはりJリーグのサッカークラブには、どうしてもイタリア語やポルトガル語のようなラテン系の言語の響きを好む傾向が根深くある。恐らく親父たちの頭の中にそういう認識が刷り込まれてしまっているのだろう。「サッカーなんだから、コンサドーレとかトリニータみたいな感じにしてよ」などといった会話が会議室で展開されていたに違いない。既にしてイタリア語である「ビアンコ」を、よりイタリア語っぽくした「ビアンコーネ」などという奇妙な造語に、親父達が食い付いたのはその所為だ。サッカーには、ついぞ興味をもったことがないため、ローバーズ(rovers)やワンダラーズ(wanderers)といった英語圏でよく見られるチーム名については、存在すら知らないのだろう。

白虎隊から取ったことにも疑問が残る。勇ましいのは構わない。が、待つ運命は玉砕である。「若い選手を育てる、力強いチームに」という意味が込められているとのことだが、若い選手を育てているだけでいいのだろうか。大ベテランがチームの中心となっている今期の横浜FCの充実ぶりをどのように考えているのだろう。プロサッカーチームというものは、若い選手の持つ思い切りの良さと、経験豊富なベテラン選手の老獪さと落ち着きがバランス良く融合した時、初めて充実すると思うのだが。そしてその考え方は割と一般的だと思うのだが。若さに特化してしまっていいのか。そもそも、「若い選手を育てる、力強いチーム」という言い方はどうにもうるさい。一篇に言うなよという感じがある。

「ビアンコーネ」で応募し、採用された柴田将彦さん、なんと奈良県在住だという。公募にしたのには、新たな船出にふさわしい、より福島の皆様に愛されるようなチーム名称をつけようという意図があったと推測する。そうであれば、奈良県からひょいっと応募した人の作品を会議室の親父達のセンスで採用してしまっていいのか。そのような代物を人々が素直に受け入れ、愛着を持つようになれるものなのだろうか。

その応募総数は132通。なかなかの少なさである。私も出せばよかったという気にもなる数字だ。「ヒトメボーレ福島」などというふざけた名称でも、意外にあっさりと採用されたかもしれない。
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by sporting_emoto | 2006-10-28 12:59 | Football
五十四番目の宿場
岩本輝雄のアビスパ福岡入団はどうやらまるっきりのガセであったようだ。どこかの記者の勘違いで、報道されてしまったものらしい。期待してしまっていただけに、なんとも残念な話しだ。やはり34歳での長いブランクからの現役復帰は非現実的なんだろうか。

と思いきやである。今度は、ニュージーランドのクラブ、オークランド シティ FCへの入団が決定したという。昨年、キング・カズがシドニーFCに超短期間のレンタル移籍をしたが、あれと同じことをやろうということのようだ。つまりトヨタカップ出場を目的としたワンポイントリリーフである。これはもう、客寄せのパンダとしての入団であることは確実であるし、最早パンダになれるのかどうかすら疑わしい。
が、なんでもいいではないか。舞台は天下のトヨタカップなのだ。2年間充電したパワーを左足に込め、我々を驚かせてほしいものだ。

東海道は世界へ続いていた。
岩本よ。世界の舞台へ、てくてく歩け。
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by sporting_emoto | 2006-10-20 11:04 | Football
受信に成功せり
ついに昨夜、スカパーアンテナの取り付けと受信に成功した。
いやはや最高の気分である。「我、受信に成功せり」という件名のメールをアドレス帳にある全ての人にBCCで送りたい気分だ。「超気持ちいい」と叫びながら、頭から真っ逆さまにプールへ飛び込み、深く潜って一旦静止、その後勢いよく水上へ飛び出すと、ピンと挙げた片手と反対の方向に顔を向け、最高の笑顔を見せてみたい。そんな気分にもなっている。

8月の頭に引越しをして以来、約3ヶ月の間、スカパーのアンテナを設置できずイライラする毎日を過ごした。一度は自分で試してみたが、取り付けられるものがないためにうまくいかない。そこで近所の電気店に設置を依頼してみたのだが、家にやってきた電気屋からは「特殊な素材の突っ張り棒を使用せねばならず、かなり料金はかさむ。さらには、それでも映らない可能性もある。」という医師のような宣告を受けてしまったのである。ダメ元でその手術に踏み切るにはあまりにもリスクが大きく、どうしたものかと悩みつつ、ついついそのままズルズルと3ヶ月が経過してしまっていた。

で、昨夜である。これまでの2節分はフジテレビでセルティックの試合に限り放映されていたCLの試合だが、なんとセルティック×ベンフィカは地上波では放映されないという。セルティック×コペンハーゲンはやっておきながら、なぜベンフィカはやらない。視聴率的にはベンフィカではないのか?などと憤慨しつつも、これを契機にと再度スカパーのアンテナ設置を試みてみた。
するとどうだ。おい、近所の電気屋。こちらが設置を提案し、お前らが「ここは無理ですね。」と一笑に付した物干し竿用の手すりに設置できたぞ。電機屋には文句の一つも言ってやりたいところではあるが、やはり今となってはそんなことはどうでもよい。3ヶ月間、見られもしない番組の代金をスカパーに支払い続けたのはこの日のためだったのだ。早速、セルティック×ベンフィカの素晴らしい試合を堪能した。

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ところで、ベンフィカの中盤にはなかなかイカす名前の選手がいる。その名をカツラニス。カツラにする。名前とは裏腹にフサフサの髪をしている。被るのは、そのうちにということだろう。
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by sporting_emoto | 2006-10-18 21:58 | Football