徴兵逃れといえば「醤油の一気飲み」、というイメージがあるが。
この有名な作戦以外にも、煙草の異常摂取で急激に体重を落とす、指を切り落とす、養子縁組を無理やり行なう等々、かつての日本にあった兵役忌避の手段は実に多彩を極める。肛門付近に生肉をつけて重度の痔を装うなどという荒業まであったようだ。ケツに肉である。カルビやロースでもぶらさげたのだろうか。 韓国Kリーグの選手ら92人が徴兵を逃れるために使った方策もなかなかにユニークである。考案した作戦は「肩の脱臼」。サッカーにはさして支障のない左肩を脱臼させるべく、10キロ程度の鉄アレイを持ち、肩が抜けるように下に向かって落としたのだという。よくも考えたものである。選手たちはその動機として、ひとたび徴兵されてしまうと数年間運動を中断することになり、鍛えた筋肉が落ちて選手生命が絶たれることになるからと説明している。 選手によっては、肩の脱臼だけでは飽き足らず、さらなる怪我をしにかかった者もいるかもしれない。普段やらないような物凄い角度のスライディングをやったり、わざわざスリッピーなピッチを選びツルツルの靴を履いてトレーニングに励んだり、わざとらしくゴールポストに頭から突っこんだり。 ウソ臭いトレーニングを終えた選手達は、皆一様に笑いをかみ殺し、その夜は大ジョッキになみなみの醤油で乾杯したのだろう。真っ青の顔で「今日も醤油が飲めるのは」などというふざけた替え歌を合唱し、大盛り上がりのうちに夜は更ける。 選手らは結局、兵役法違反の罪で起訴されたそうだ。
by sporting_emoto
| 2008-02-05 23:04
| Football
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