心機一転
数々の奇名・珍名を生み出してきた日本サッカー界に、また一つ珍妙な名前を持つチームが生まれた。その名は、「ザスパクサツ群馬」。もちろん、J2ザスパ草津の新名称だ。来年2月よりそのようにチーム名を変更するのだという。
いやはやこれには驚いた。画期的というかなんというか。ファン層拡大のために広域化を図りたい一方で従来地名を捨てるわけにもいかず、腐心の末に両方を残した「ジェフユナイテッド市原・千葉」のパターンに近い。近いのだが、それともまた一味違う。このチーム名の凄みは、なんといっても「草津」を愛称側に吸収させたことに尽きるだろう。しかも一切加工せず、丸ごと投入するという男の料理のようなワイルドさでだ。

この先例が、いずれは広域化をと夢見つつも実現できずにいた他チームに勇気を与え、間違って大流行したりすれば、例えば以下のような名前のチームが列島各地に続々と生まれることになる。

コンサドーレサッポロ北海道
ベガルタセンダイ宮城
茨城ミトホーリーホック
茨城カシマアントラーズ
さいたまウラワレッドダイヤモンズ
神奈川Fヨコハママリノス
ショウナンベルマーレ神奈川
千葉カシワレイソル
FCマチダゼルビア東京
松本山雅長野
愛知ナゴヤグランパス
サガントス佐賀

どれをとっても異様だが、「マチダゼルビア」などは、なんとなくマチダがイタリア語のようにも見えてくるから不思議だ。また、既に一度広域化を達成しているベルマーレは、さらなる広域化を図るとこうなるが、やはり広げ過ぎだろう。そして、かつて正式名称として「FCニッポン」を名乗っていた東京ヴェルディに至っては、チームが再び軌道にのってくれば「トウキョウヴェルディ日本1969」ぐらいのことはやるかもしれない。その暁には、国立競技場を占拠し、客はニッポン、ニッポン、バモニッポンなどという素っ頓狂な声を挙げるのだ。ほぼ日本代表である。
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by sporting_emoto | 2012-04-05 21:43 | Football
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