加速しないHONDA
予想した日本8強は、明らかに馬鹿げているとは思う。
でも、大木武コーチが岡田武監督を説き伏せて当初の理念を取り戻し、はたいて走ってスペースに人がどんどん入っていく攻撃と、ブロックを固めて守るのではなくボールを奪いにいく守備をひたすらに繰り返すことができれば、可能性は僅かながら残されると考える。圧倒的な個人技には、どこの国より精密な攻守両面における連動性で立ち向かうしかない。結局間に合わなかったため、岡田監督はガードを固める作戦に切り替えてしまっているが、これまでも時間帯によっては、そういうサッカーで欧州列強を圧倒できた試合もあった(オランダとの親善試合の前半のように)。
そして、是非はともかく、既にそのようなサッカーは日本のスタイルになっており、国内リーグの多くのクラブが志向するものなのだ。だったら、それでいけばいいじゃないかと言いたい。
そこで絶対に欠かせないのが、いつのまにかレギュラーになった本田を外して、中村憲剛を入れることだ。日本代表が理念を失い、おかしくなったのは、間違いなく本田がスタメンに定着して以降なのだ。

もちろん本田は凄い選手だ。ボールを失わない技術と強靭なフィジカルを兼ね備え、何事にも物怖じしない気持の強さも持つ。事あるごとにビッグクラブ移籍の野心を語る姿からは、日本人特有の大人しさを微塵も感じさせない。活躍の舞台を欧州に移してからは、フリーの選手が見えても無視して自分で仕掛けたり、僅かな隙間があれば多少体勢が悪くてもゴールを狙うような積極性・強引さも見せる。そしてなんといってもそのシュートの半端ではない強烈さだ。実際CL決勝トーナメント1回戦で本田がアウェイのセビージャゴールに叩き込んだFKには朝っぱらから大いに興奮させられた。思わず戸外へ飛び出し、両手を広げて飛行機ポーズで走った後、シャツを脱いで振り回し、ジョギング中のおじさんに投げつけたりもしたものだ。ではあるのだが、やはりあのチームにはなにがなんでも本田は不要だ。その理由は、走らず足元で受ける本田のプレイが日本代表の目指してきたチームコンセプトにあまりにも合っていないからに他ならない。本田一人のおかげで、当初の理念はガラガラと崩れてしまった。
岡田監督よ、目を覚ませ。大木コーチよ、岡田監督を叩き起こせ、あるいはお前がやれ、お前が舵を取れ。本田ワントップなんて冗談じゃない。本田の一発に賭けて、それで間違って勝ったとしても、そんなものは日本のサッカーにとって何の意味もない。犬にだって食べさせたくないぐらいにどうでもいい勝利だ。

   玉田     岡崎

      中村憲

 長谷部        中村俊   

      今野

長友  中沢  闘莉王   駒野

       川島

これでいこうではないか。
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by sporting_emoto | 2010-06-10 23:24 | Football
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