オモイイレ
「ウイニングイレブン(以下ウイイレ)」には思い入れが大きい。これはもう並大抵のものではない。新作が出れば必ず購入し、ハードもそれに併せてアップグレードする。云わば信者のようなもので、モデルチェンジの都度、微細な変更内容に一喜一憂し、気に食わない部分には不平を訴えつつも結局は体に覚えこませることを常としてきた。プレステ2のオンラインサービスが終了した時などは、この世の終わりかとばかりにモニターにしがみつき、声を上げて泣き明かしたものである。「Winning Eleven」 というタトゥーを胸元に入れることを検討したことだってある。今やハードも多様化し、それぞれで最新版が出される時代になったが、それでも当然最新作はXBOX360版で所有している(ウイイレ2009)。

かように盲目的に信じ、愛してきたウイイレである。が昨年末、常々気にかかっていたEAスポーツのFIFAシリーズに、ついにひょいと手を出した(FIFA09)。
するとどうだ。これが、とんでもなかった。長年のウイイレ信仰が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちた。あまりにも素晴らしいのだ。スペースに走る選手のコースどりも良いし、それについていくディフェンダーの動きも良い。ボールの軌道やはずみ方も申し分ない。タイミング良くチェックをすれば、簡単に前を向かせることもないし、逆にタイミングが悪ければ簡単に前を向かせてしまう。サッカーの面白さが見事に再現されている。もちろんウイイレも見事なのだが、FIFA09は明らかにレベルが違う。それを軽く凌駕してしまっている。これは最早ゲームではない。ゲームだが。
また、実際の移籍情報や調子が自動で反映されてしまうことや、1部リーグのチームのみならず、各国の下部リーグのチームまで盛り込まれている点にも、やはりときめかざるを得ない。おかげで、かつて試合を見たLRアーレン(ドイツ2部、現RWアーレン)やウィコム・ワンダラーズ(イングランド4部!)なども使用できてしまうのだ。さらに視点が端からワイド(引きの絵)なのも素晴らしい。これまでデフォルトの視点をワイドにせよと一貫してキーキーと主張してきたが、時代は変わった。

FIFA09は、対戦相手に欧州の人がやけに多い。これがまた俄然高ぶるのだ。それらの戦いの記録をまとめた。目指すは、アドフォカート・ゼニトやゼーマン・レッチェや大木・甲府やEURO08・ロシア代表のようなコレクティブなチームワーク・フットボールである。FIFA09ならこれが出来る。ウイイレでも出来てたが、より出来る。

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by sporting_emoto | 2009-03-08 02:34 | Football
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